Blessed Movie

祝福された映画、みると感動するオススメ映画を、とことん主観的に紹介。ついでにいろんなオススメ紹介

スパイダーマン、バイブル的なメッセージを持ったヒーロー

 シービスケットで、トビーマグワイヤの話が出てきたので、次は、この映画で、トビーがブレイクしたというスパイダーマンについてです。

 スパイダーマンは、漫画のヒーローで、全く現実的には存在しないヒーローという意味で、実話の映画とは違って、本当の話ではない作り物。私は、とても実話が好きなのであって、作ってあるフィクション映画は面白みに欠ける、というかというと、いいえ、そうではありません。スーパーマンとか、スパイダーマンは、漫画とはいえ、バイブル的なメッセージや、考えがストーリーの中にあって、考えさせられることがあるというのが、本当のところ。例えば、バットマンなんてのは、もっとダークヒーローで、アメリカ社会が罪深く、暗く悪くなってしまった結果のヒーロー観だが、スパイダーマンは、聖書のお手本的なヒーローであると言えると思います。

 では、3部作中の最初のスパイダーマンの原作部分について。

 平凡なピーターパーカーは、クモに噛まれて、ある時から特殊な運動能力を持つようになり、テレビに出たり一躍人気者となります。また、その超自然的な力を自分のために

使って、お金を稼いだりします。ところが、自分の怠慢で見逃した強盗に、自分の育ての親の叔父さんが殺されてしまいます。深く後悔したピーター、スパイダーマンは叔父さんが残した「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉を胸に、自分の超人的な力を人々のために使うことを決意します。

 ところが、この言葉は、聖書の中にある「(神に)多く与えられたものは多く求められる」という言葉に、実に類似しています。私たち、人間が持っている能力は、実は神から与えられている能力であり、それを多く持っている、与えられているものは、神に対して多くの責任やを奉仕を求められる、というような意味の言葉です。

 非常に簡単な、シンプルな言葉ですが、我々が生きていく上でとても重要な意味のある

言葉です。もし、この言葉の本当の意味を知っている人は、なかなか自分だけのためには生きられなくなるはずです。

 まさに、この言葉で、ピーターは生き方が変えられ、良きヒーローとなるのです。

 ですから、スパイダーマンはバイブル的なメッセージを持ったヒーローなのです。