Blessed Movie

祝福された映画、みると感動するオススメ映画を、とことん主観的に紹介。ついでにいろんなオススメ紹介

ハクソーリッジ、激戦場で丸腰でたくさんの命を助けた衛生兵

 こんな人が、本当にいたんだなと、驚かされた映画でした。実話です。

 彼は、信念を持って軍隊に入りました。そして、銃を持たずに戦場に向かいたいと。母国のために。

 しかし、人を殺さないために銃を持たないことを決意して。ところが、軍隊では、そんなことは許されませんでした。銃を持っての訓練を受けないなら、軍隊に従わないということで、軍法会議にかけられて、処分され裁かれそうになってしまうのです。映画の前半では、彼は軍隊に、いつづけられないような状態で、捕らえられ牢獄にいる彼の状況の場面が出てきます。散々、臆病者呼ばわりされて、それでも彼は、信念を変えようとしないのです。逮捕され、裁判になっても「銃を持たずに戦場に行くんだ」といい続けられるなんて、本当に、そこまでやるか、という感じです。

 後半では、彼が、実際にたくさんの戦友の命を救った戦場シーンが出てきて、リアルであり、感動します。でも、私は、前半の、全く戦場に行ってないシーンで、これだけ人々にバカにされ、誤解され、散々肉体的に、精神的に、痛めつけられても信念を変えようとしない主人公の姿に、驚かされました。

 どんなに卑しめられ、軽んじられても、屈しない彼の姿勢。ここまで、されても、人を助けようと自分の命の危険を冒しても、戦場に向かおうと、人にできるんだろうかと、思わされましたが。逆に、こうゆう人でなければ、激戦地で、一人で75人もの命を助けるなんて奇跡は、なされないと、心から思わされました。