Blessed Movie

祝福された映画、みると感動するオススメ映画を、とことん主観的に紹介。ついでにいろんなオススメ紹介

奇跡の人 (2) 三重苦のヘレンケラー

 最初の映画は、1962年に作られています。その後、テレビ用にリメイクされたものが1979年に出来ています。最初にヘレン役で出ていたパディ・デュークさんが、サリバン先生役でのちに出ているということです。新たなヘレン役は、あの大草原の小さな家に出ていた、Mギルバートですね。

 三重苦ということは、大変なハンディーですが、ヘレンケラーは、それを乗り越えて多くの人に希望を与えた方だと思います。その実話でありますが、かなり脚色されているということです。しかし、非常にひどい状態から、サリバン先生との出会いによって、ヘレンケラーの生涯が明確に変わったことは事実であると思います。そして、サリバン先生がヘレンを心から愛し、教育したことが、暗闇の世界から、獣のようなヘレンを救い出したことは事実だと思います。しかし、この映画の中にも描かれているように、人間には限界があります。どんなに優秀な教育者であっても、天の助けなしにはこのような、奇跡はうまれなかったでしょう。原題は、「ミラクル ワーカー」奇跡の働き手、あるいは奇跡を生み出した人、

そんな訳になるかと勝手に思ってますが、サリバン先生のことを言ってますね。

 しかし、本当に奇跡を与えたのは、サリバンさんでなく、天だと言えますね。

奇跡の人

 奇跡の人。ヘレンケラーのお話。

 高校時代に、テレビで初めて、この映画を見ました。深く感動しました。後に、リメイクされた、

新しい女優の映画も見ましたが、以前見た時の記憶の方が印象的で、中学時代の若かりし、心の方が新鮮だったのかもしれません。

 高校時代の時は、受験勉強で、見たかった漫才のテレビをなかなか、こころおきなく見るということができなかったのを覚えています。当時は、漫才ブームでしたが、親からすぐに勉強しなさいの声がかかるか、かからなくても、なんとなくその圧力がいつもあるので、思いっきりテレビを見れなかったですね。そんな、漫才でも、この映画のシーンが、パロディーにされてました。 

 しかし、このヘレンケラーの映画は、小さなテレビで、親に邪魔されずに、姉と見たのを覚えています。でも、その時は、サリバン先生が敬虔なクリスチャンであるという面を、あまりよく意識してみていませんでした。サリバン先生がやってきて、目が見えない、しゃべれない、聞こえない、そして獣のように暴れまわる、三重苦のヘレンケラーに言葉を教えて、コミニュケーションをとり始め、立派に育てていくために奮闘する二人の戦いを、描いた映画です。どうやって、ヘレンに物に名前があることを理解させたら良いのか、それは言葉の概念の初めの名詞を教えることでしたが、それができずにサリバン先生は悩みます。その状況で、彼女は、神に祈るのです。

 長い戦いの後、ある日、感動的な日がやってきます。冷たい水に触れたヘレンが、初めてウォーター

という言葉を理解するのです。祈りが聞かれたのです。そのシーンは、やけに感動的でした。

 今、思えば、聖書には、神は言葉であることが書かれています。決して、言葉の全てが、神からのものではありませんが、おそらく、私たちが言葉の概念を知るためには、神の助けがなければ、知ることができないでしょう。

 

名もなき生涯

 賞をとっている映画で、試写会を見に行きました。最初、2時間ぐらいのつもりで、見に行ったら、映画のアナウンスで、3時間弱の時間を分で言ってたので、私もびっくりだったが、会場の人々にもざわつきがあった。えー、みたいな。

 どうしても、用があったので、2時間で終わり、出てきてしまって申し訳なかった。多分、これから映画のいいところになっていくのでは、という感じであった。その映画の3分の2ぐらいは重たい感じで

ヒットラー時代のオーストリアの農村で、実在の人物が、信仰のゆえに兵役を拒否したお話。

 最終的には、殉教するお話だったのかも。

 自然の映像は本当に綺麗で、素晴らしいものでありました。また、聖書の言葉が、映画の所々で出てくる。主は、私の羊飼いとか、耐えられない試練を与えないとか。その辺は、とてもうれしい感じ。

 迫害下で、どんな覚悟をしなければならなかったかを、考えさせられる映画。

 しかし、あまり個人的にはお勧めではない。残り3分の1で、良いところが出てきたのかもしれないので、また見たときに評価を書きたいです。

 

炎のランナー、(2)聖書の言葉

 この映画のもう一つの素晴らしさは、聖書の言葉が出てくるということです。リデルが、スコットランドで走る場面で、一度つまずいて倒れながらも、再び立ち上がってすぐに追いかけて一位を取る場面が出てきます。「主を待ち望む者は、わしのように翼をかって上ることができる。疲れることなく〜」

というような、聖書の言葉が出てきて、映像を見る人々に、力を与え、希望を与えるシーンが出てきます。彼の生き方が、どんなに困難な状況に陥っても、最後まで諦めないという忍耐深い生き方でした。そういった生き方が、聖書の言葉から来ていることを、明らかにして、表現している映画でもあると思います。

炎のランナー、オリンピック金メダル

 この映画は特別、ご紹介したい映画ですね。実話です。

 この映画の素晴らしい点は、まず、美しいということ。例えば、ランニング練習を海辺でしているシーンは、その砂浜をかける選手たちを撮っていますが、スローで撮って、海をバックに、なんとも言えない美しさです。例えば、学生たちが、クリケットをしているシーンもまた、昔の大学を綺麗に再現しています。スコットランドの教会の建物のシーンとか。などなど。美しいシーン満載です。

 そして、話が素敵です。信仰の誠実さを、神に対して保ち、金メダルを撮って勝利します。と言っても

クリスチャンじゃない人には別に素敵でもなんでもない、と言われるかもしれません。しかし、一人の人が、いろんな努力ののちに、オリンピックで金メダルを取るという事柄は、素晴らしいことですね。それに加えて、ある信念を持って、妥協せずに、やり遂げる、成し遂げる、という事柄は、どんなことでもやはり、素敵で、心を打つことがあるのではないでしょうか。

 さらに、昔のスポーツマンシップの美しさが、競技の中に出てきます。

 

 そして、内容の深さ。ユダヤ人への人種差別の事柄が出てきます。ハロルドは、優秀なケンブリッジ大学の、ユダヤ人の生徒。エリックリデルはスコットランドの敬虔なクリスチャンの若者。どちらも素晴らしい素質と才能を持ったランナーなんですが、しかし、一方は、優秀なユダヤ人に対する人種差別に悩む、ハロルドの苦悩が描かれています。そして、リデルの方は、クリスチャンとして信念を保つかどうかを、試されて悩みます。国の代表として圧力を加えられても、日曜日には仕事を休み、必ず、教会での礼拝を保つべきという信仰を守るかどうかの葛藤。二人の直面したそれぞれの戦いが描かれていますが、もう一つは、純粋にスポーツのライバルとしての戦いも描かれています。

 私たちには、生涯においてどんな人にも、戦いがあります。その戦いは、実に様々で、何が勝利で、何が敗北なのかは、それぞれの価値観によってバラバラです。でも、各々が生きていく日々の中で戦っているのが事実です。

 映画では、ハロルドと、エリックについての戦いを描いています。でも、それは、二人の戦いのように見ることもできますが、実は、それぞれの戦いであり、比べることは、意味のないことかもしれません。

結局、最終的に、二人とも、別々の種目で、金メダルを取って勝利するのです。

 一旦は、国内の大会で、ハロルドは、エリックに同じ種目で敗れます。しかし、不思議にも最後、オリンピックでは、別々の種目での出場となり、どちらも勝利するのです。

 人間は、実は、とてもユニークに造られています。ですから、どの人も最高に造られていて、どの人にも最高の生き方があるはずなのです。そして、もし比べずにその人が、神の前に、最善を尽くして、自分の生涯をまっとうするなら、必ず最高の勝利に達していきます。それが、この映画に現されている一つのメッセージに感じます。

グリーンブック

 グリーンブックは、人種差別を考えさせられる映画ですが、もう一つは、それを超えた友情ですね。

 1960年代のアメリカ。かなりの良き教会、クリスチャン、キリスト教の文化が、ある時代でもあるはずですが、この人種差別に関しては、たくさんの問題が残っている時でもありました。映画の中で、確かにクリスマスの場面なんかも出てきます。2020年の今が、キリスト教の良いものが残ってないわけではありませんが、確かに、その頃のアメリカと今ではかなりの違いがあるんですね。

 ほら例えば、大草原の小さな家なんて、1870年代、1880年代の西部開拓時代のお話でしょ。あれなんか、あったかーい、あったかーいクリスチャンファミリーと、その教会のある町、いや、村かな、

そのお話で、いいクリスチャン文化や、素敵さが、前面に出てるじゃないですか。

 あそこまでではありませんが、1960年代は60年前ですから、まだまだ退廃的になっていない教会の感じがあった時代なんです。ところが、人種差別に関しては、時代を遡るほど良くないものがあったわけです。

 場所的には、北部よりも南部が、悪かったわけで、主人公の二人(と言ったらいいでしょうか、)

が、その南部に出かけていくという舞台設定。実話で、本当にあったことですね。

 とっても何が良かったのかというと、天才的な黒人ジャズピアニストと、白人イタリア系のガサツな運転手が、最初は、ぶつかり合うのに、徐々にお互いを認め合って友情を深めていく。それですね。黒人ピアニストの素晴らしい演奏を、心から感動していくトニー。シャリーが、自分の心を開いて自分の寂しさ孤独感、弱さを、トニーに訴えていく場面や。そういうかけ離れている二人が、徐々に近づいていくのを見ていくとき、私たちは、人種差別とは真逆の暖かさ、素晴らしさを、何か感じていくんですね。

 聖書の中にある、忍耐や、寛容、愛、それが、二人の友情の中に描かれています。

 でも別に、二人はクリスチャンではないようです。

少年の町

 なんとクラシカルな映画ですが、しかし、実話の本当の話です。戦前にはこういうこともあったのかと思う話ですね。でも、やっぱり、実話だから、嬉しいですね。孤児院を立て上げた、神父さんの話。

と言うよりも、心を入れ替えられた、男の子の話とでもいいましょうか。

 一人の男の子が、変えられていったお話です。

 こんだけ、大きな孤児院が出来上がっていったのも不思議なこと。

 ひどい子供でも、信頼されることでやっぱり変えられるんですね。神父さんが、多くの子供達を助けていくことを、諦めないのも、嬉しいですね。やっぱり、私たちは、すぐ諦めやすいですが、彼は、忍耐して諦めないんですね。またそれは、たった一人の子に忍耐深く、接していくことも同じですね。

 そして、この神父さんは、いろんな子供達に、いろんなことを任せたということです。こんなことが本当にあったんですか・・・?確かに脚色はあるでしょうが、あったんですね。